みなさん、こんにちは!
ガーナには世界最大級の人造湖、ヴォルダ湖があります。
そして、そのヴォルダ湖にあるアコンソボダムはガーナ国内はもちろん、周辺諸国トーゴやベナンにまで電力を供給しています。
今回はその壮大なヴォルダ湖と現地の人々の生活に欠かせない電力を発電しているアコンソボダムをご紹介します。
ヴォルダ湖
ヴォルダ湖はガーナの独立の父、エンクルマが計画した人造湖で1965年に形成されました。
表面積およそ8500㎢。琵琶湖の約13倍の大きさです。
ヴォルダ湖はガーナの国土の3.5%を占めています。
この形成のため、村落740、家屋1万5000が水没し、7万8000人の人、20万匹の動物が新しい土地に移住することになりました。
現在では水力発電を中心に、その他漁業、平野の農業用水、北部への湖上交通手段として経済に大きく影響を与えています。
さらに観光地としても人気スポットとなっており、クルージングや魚釣り、カヌーやジェットスキーなどのアクテビティも充実しています。
また、淡水魚ティラピアの養殖でも有名で、近くのレストランでは新鮮で絶品なティラピアを楽しむことができます。
ここヴォルダ湖はガーナの貨幣1セディの背景としても起用されています。
アコンソボダム
ヴォルダ川をせき止めて造られた水力発電用のダムです。
アコンソボダムによる水力発電はガーナ全土の54%の電力を排出しています。
発電された電気は国内のみならず周辺諸国へも供給されます。
乾季は発電量が減り、都市ではしばしば停電が発生することもあります。
アクセス
*アクラからアコンソボ
マディナ(Madina)またはトドゥ(Tudu)ステーションでアコンソボ(Akosombo)行きトロトロに乗り、最終で下車。
*アコンソボからダム
タクシーでダムの案内所に向かいます。そこからガイドさんがダムまで案内してくれます。
ガイドさんによるダムのツアーは午後2時までです。
そのあとは見学用に車をチャーターすると便利です。
アドメ橋
アドメ橋(Adomi Brige)
ガーナのランドマークの1つであり、イースタン州とボルダ州をつなぐ重要な道路となっています。
全長334ⅿの鋼鉄橋は、イギリスの領地であったゴールド・コーストの時代1957年に建設されました。
50年以降が経過し老朽化が進んだため、改修工事を行い、2014に現在の鋼鉄アーチの橋が完成しました。
アコンソボダムから12㎞南に位置します。
終わりに
今回はガーナの経済、生活に大きく影響を与えているヴォルダ湖とアコンソボダムを紹介しました。
ヴォルダ湖は世界最大級の人造湖ということだけあり、いったいどこまで続いていくのだろうか、という壮大さを感じられます。
アコンソボダムから12㎞離れたアドメ橋周辺には小さな店が多く連なり、人も多く少し活気にあふれた感じがします。
ヴォルダ湖、アコンソボダムの観光の際はアドメ橋にも立ち寄ってみたらいかがでしょうか。
橋の上からは美しい眺めが大望できますよ。
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