海外の食事や食文化って気になりますよね??
今回は、日本から遠く離れた西アフリカ、ガーナの食文化をご紹介します。
これを読めば、
- ガーナの主食
- ガーナの食文化
- 食事の際に注意すべきこと
が分かります。
ガーナには主食がたくさん⁈

ガーナの市場
日本で主食と言えば、まずお米!パン!ですよね。
ガーナには主食になるものが数多くあるんです。
ヤムイモやキャッサバなどのイモ類、調理用バナナのプランテーン、とうもろこし、米、さらに北部などでは気候が変わるのに伴いソルガムやミレットなどの穀物類が多くなります。
イモは茹でたり、プランテーンは揚げたりするほか、さまざまな加工方法があります。
まず初めに、現地で主流になっている加工法をいくつかご紹介します。
フフ
アシャンティ州、セントラル州を中心にガーナで最も多いアカン系の人々の伝統料理。
ゆでたヤムイモやキャッサバ、またはプランテーンを臼と杵でついて餅にしたものです。
癖がなく、もちもちとしていて日本人の舌にとっても合います。
バンクン
発酵させたトウモロコシ粉とキャッサバの粉をお湯で練ってつくったものです。
フフに比べて少し酸味があります。
ケンケ
トウモロコシ粉を練って発酵させ、生地にします。それをトウモロコシの外皮やバナナの葉で包んで蒸し、再び発酵させたものです。
バンクンよりも酸味があり癖が強い。
初めて食べる日本人にはちょっと抵抗があるかも。
フフ、バンクン、ケンケどれも見た目は似ていて餅のようです。
材料や作り方でずいぶん味が変わってきます。
つぎに、調理時間が短く都市化とともに需要が伸びている米を使用した料理を紹介します。
ジェロフライス
ガーナの家庭の味ともいわれるジョロフライス。
お米を玉ねぎ、スパイなどといため、トマトのスープで炊き込んだトマトの炊き込みご飯です。
スパイスの香るピラフのようで、日本の方にも好まれそうな味です。
ワチェ
国民食でもある朝ご飯です。
豆とごはんを一緒に炊いたもので赤飯に似ています。
日本人にも親しみやすい味です。
ガーナ料理はどうやって食べる?

ヤギのシチュー
食事の基本は主食にスープまたはシチュー、それに肉や魚の組み合わせが一般的です。
また、食事は一般的に手で食べるものが多いです。
上の写真はヤギのシチューです。汁はフフと一緒に手ですくって食べます。
それが一番おいしく食べられる方法なんです。
日本人のラーメンはすすって食べるのが一番うまい!と同じような文化的習慣な気がしますね。
食事の際には右手を使います。左手が不浄とされているからです。
また、蕎麦と同じように、フフやバンクンは噛まずに飲み込むのが現地流の食べ方だそうです。
鶏肉などは骨の髄までよーく味わって食べます。
そのため、食後はきれいに空になっているか、食べられない部分だけがきれいに残されます。
食べられる部分はしっかりといただく。
その様子はまさに食物への感謝の表れというのでしょうか。
最後に

トマトのシチュー、チキン、ヤムイモ
ガーナ料理の多くはトマトとパームオイルを使用するため、全体的に赤っぽい色をした料理が多いです。
フフやバンクーを食べる際には手を使って食べます。
屋台には手を洗うためのたらいと石鹸があるので、それを使用します。
私は屋台の石けんで手を洗ってティラピアを食べましたが体調を壊してしまいました。
慣れない旅行者や現地に着て間もない人には屋台料理は少し危険かもしれません。
慣れない旅行者として地元料理を満喫したい場合はチョップ・バーと呼ばれる大衆食堂で食事をするのがおすすめです。
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