日本でもチョコレートでおなじみ、西アフリカのガーナ。
今回はそんなガーナの基本情報と、首都アクラの観光地として有名な独立記念公園、エンクルマ記念公園、そしてガーナの独立記念日の様子をお届けします。
ガーナに行く予定がある方はもちろん、アフリカの街並みを見てみたい、ガーナについて知りたい、そんなあなたへ、ガーナの首都アクラ周辺のおすすめスポットを写真と一緒に紹介していきます!
ガーナ共和国 基本情報
位置:西アフリカ
面積:238,537㎢
人口:約2,300万人
首都:アクラ
公用語:英語
通貨:セディ
宗教:キリスト教(約半数)、イスラム教(15%)、その他伝統的宗教
気候:年間を通して21度~32度
雨季:3月~10月、乾季:11月~2月
日本からの時差:9時間
独立記念広場
サハラ以南のアフリカで初の独立を果たしたガーナの誇りともいえる観光名所です。
ガーナは1957年、クワメ・エンクルマによってイギリス植民地からの独立を成し遂げました。
そのことを記念して造られた独立記念の門が印象的です。
広場の象徴であるアーチの向こうにはギニア湾が広がっています。
独立記念日
ガーナ共和国が独立したのは1957年3月6日です。
毎年、独立記念日の3月6日には独立記念広場でパレードや式典の催し物が行われます。
色鮮やかな衣装を身にまとった女性たちによるパレードは数ある団体の中でもひときわ目を引く魅力があります。

ガーナ北部の民族衣装「フグ」
この日は地元の子どもたちも多く観覧に来ていました。
私に向かって手を振ってくれるかわいい子どもがたくさんいました。
上の写真の家族の着ている服はフグというガーナの北部ダボヤという町の名産品です。
2016年に訪日したガーナの大統領は天皇との面会の際、この伝統的なフグを着用していました。
2009年、オバマ大統領がガーナの歴史的世界遺産ケープ・コーストを訪問した際も当時のアタメス大統領がフグを着て案内されていました。
ガーナを象徴する伝統的なフォーマルな衣装ということがよく分かりますね。
強い日差しの中、青年たちによる力強いパフォーマンスもありました。
独立記念日のこの時期は非常に気温が高く、パレード参加者の中には熱中症で倒れてしまう人もちらほら…。そんなわけで、近くには救急隊と救急車が待機しています。
皆さん、ご観覧の際には熱中症対策を十分にしてから行くようにしましょう。

ガーナ 独立記念のアーチ
独立記念日にはガーナの大統領がヘリコプターで観衆の歓声に包まれた中登場します。
写真は大統領による演説をしているところです。右のモニターに映し出されています。
2018年にはナイジェリアの大統領もガーナの独立記念の式典に参加していました。
右の方で掲げられているのはナイジェリアの国旗です。
西アフリカにはかつてフランス領だった国が多い中、ナイジェリアはガーナと同じイギリス領から独立した国ということで友好な関係を築いています。
クワメ・エンクルマ記念公園

クワメ・エンクルマ像
クワメ・エンクルマ:(1909年9月21日-1972年4月27日)
ガーナの独立運動を指揮した初代大統領。
サハラ以南のアフリカで最初の独立を成し遂げたため、アフリカ独立運動の父と呼ばれる。
エンクルマ記念公園には銅像をはじめ、エンクルマ記念館やエンクルマ夫妻のお墓があります。
記念館では首相時代の備品や写真などがあり、独立の軌跡をたどることができます。
上の写真がエンクルマのお墓で右のものが奥さんのお墓です。
奥さんはエジプトの方だったそうです。
訪問した日はガーナの学校の野外研修だったのか数多くの学生が見物に来ていました。
そのため、記念館をゆっくり観覧することはできませんでしたが、エンクルマ大統領とケネディ大統領が一緒に写っている写真は戦後のアフリカの第一人者という感じがして印象的でした。
最後に
いかがでしたか^^
日本からは遠く離れた地、西アフリカのガーナの首都アクラを紹介しました。
ご紹介した中でも独立記念日の様子はなかなかレアなものだと思います。
独立記念日3月6日にガーナを訪問する機会があれば、ぜひご覧になっていただきたいです。
息の合った美しいパレードのパフォーマンスや地元の子どもたちの様子まで肌で感じることができます。
また、独立記念広場の近くには国立博物館もあるのでお時間があればそちらもぜひ行ってみてくださいね。
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